ICC参加レポート 13/15
石島です。レポートその13。
6日目となり、1000人のチェロ本番の前日です。
2005/5/21
<1000人のチェロ 両指揮者による練習>
本番会場で初めて全員集まっての練習。
突然手にした3番パートでの指定席は前から4列目。
我が3番パートのトップは堤剛さん、2列目は山崎伸子さんと韓国の女性の先生がプルトを組んでおり、一つ飛ばして私が韓国の「笑顔がかわいい音大生」と座っている。
彼女はチェロ暦は6年とのこと。
「私は20年だ」と胸を張るとキャッキャと笑う。
まあそれはどうでもいい。
右手のすぐ近くには、2番パートの前から2列目に私の「いち押し」石坂団十郎さんが。
3番パートの楽譜にもずいぶんと慣れた。
全体の練習の中ではロストロさんが何度も低弦(?)パートに対して「私をちゃんと見ろ」「テンポの変化についてこい」「楽譜(譜面台)をもっと高くしたら私が目に入るだろうから、マジにもっと高くしろ」などと檄を飛ばす。
兵庫の田中さんが千葉在住時代に「私の家では演奏禁止」とした、ペルトのフラトレスでは、準備された銅鑼(ドラ)をみて「これは作曲者が指定した楽器ではない」とロストロさんが使用を却下して、事務局長の松本さんが走り回るという一幕も。
練習は午前と夕方の2回。
午前の部が終わってから、一部の精鋭だけで弾く三枝成彰作曲「チェロの為の小さなシンフォニー」の練習のために、それ以外の全員が会場から追い出される。
午後は、チェロフェスティバル世界の事務局長サミット、並びにスズキ・メソード チェロ グランドコンサートがあったが、私はいずれも聴きに行かず、ある関係でルドルフ・ヴァインスハイマーさんらと昼食。
その後、本番会場の片隅での、有志によるチェロアンサンブルに参加。
夕方の練習についてはここに書くべきものもなく割愛。
夜はホテルに戻ってバタンキュー。
いよいよ明日が本番だ。