ICC参加レポート 1/15
石島@CodaBow1号?です
神戸での1000人のチェロのイベントが終わり、一週間が過ぎようとしています。MLでは何事もなかったかのように静かですが、皆さまお元気でしょうか。
私は1000人のチェロだけでなく、会社と家族に頼み込んで、一週間神戸でインターナショナルチェロコングレスにどっぷりと浸かって参りました。
さすがに出社したら仕事の山だったのですが、何とか一区切りもついたので、ここで何か書いて皆に「いいだろ」と自慢しておかねば、と思った次第です。
というわけで、久しぶりに気合を入れて、ICC参加レポートを順次書こうと思います。まずは第一弾です。
2005/5/16
<参加登録並びに開会式>
全体登録をした人だけに配られた布製のバッグが素敵。
これは滞在中に重宝しました。
開会式では、高円宮妃久子殿下が日本語と見事な英語で挨拶されて、私はその内容と共に、ネイティブ顔負けのバイリンガルなスピーチに感動したのでした。
今回ご本人からのお話しを聞くのは初めてでしたが、この知性と美貌、そしてそのお人柄に故高円宮殿下も惚れたに違いありません。
下品な表現を使って恐縮ではありましたが、今更ながら殿下が偲ばれます。
<プレジデントタイム>
堤剛さんが司会となってグリーンハウスさんとシュタルケルさんを相手にいろいろとトーク。
翻訳機のレンタル500円が惜しかったので、私の英語のヒアリング力に頼ったのが裏目に出て、内容を把握するのがとても苦しい時間であった。
<オーオプニングデュオコンサート>
シュタルケルさんと堤さんのデュオによるコンサート。
1曲目はボッケリーニの「2つのチェロのためのソナタ」ハ長調。
もちろん演奏は素晴らしいものであったが、お二人が並んで弾かれる姿を見て目が熱くなった。
Vc2のシュタルケルさんがアップで弾き始めたのにはビックリ。
堤さんの右足で、ズボンと靴下の間からスネが時々見えるのはご愛敬か。
2曲目がこのコンサートの最後の演奏であったが、堤さんが引っ込み、シュタルケルさんとピアノの練木繁夫さんによるベートーベンのソナタ2番。
数年前までバリバリ弾いていたシュタルケルさんと比べると、年齢を感じざるを得ない演奏であるが、今回も「演奏はイヤだ」とおっしゃっていたのを無理やり頼み込んで弾いて頂いたとの裏情報もあり、もしかしたら人前での正式な最後の演奏という歴史的な瞬間かもしれない。
感無量。
<ウエルカムパーティ>
食事なしで飲み物だけと聞いていたがとんでもない、素晴らしい料理が並ぶと共に、サントリーのビール、ワイン、ウイスキーなども飲み放題という状況でいろいろな方と再会。
呑んべでいやしい(いやらしい、ではありません)の私は自己制御も利かず、少々飲み過ぎる。ホテルに戻ってバタンキュー状態。
<その他>
ウエルカムパーティの前に、石坂団十郎さんを発見。
前日の「題名のない音楽会」で彼のハイドンの協奏曲1番の3楽章をみてぶっ飛んでいた私は、早速その旨を片言の英語で伝える。
この方、父親が日本人、母親がドイツ人のため、見た目は半分日本人なのだが、父親の影響力がさほど強くなかったと見えて(失礼!)日本語がほとんど話せない。
英語はネイティブ以上、きっとドイツ語もペラペラなのだろう。そんなわけで英語で少しだけ会話したのだが、ハートも "とてもとても" いいものを感じた。
そんなわけで、一気にミーハーのファンになってしまった。
きっとこの人は将来グレイトな演奏家になるに違いない(今でも凄いんだけどね)。
私の "いち押し" の注目株です。
レポート第一弾はこんなところで。 次は二日目だ。
実は二日目のレポートも、もう書き上げているのである。続けて送ろう。