ICC参加レポート 2/15
石島@CodaBow1号?です
レポート第二段です。2日目に入りました。
2005/5/17
<クリニック>
裏プログラムではヴィクター・セイザーさんの体に優しいレクチャーがあったが、私はアマチュアを対象にしたクリニックを聴講した。
ちなみにクリニックは講師6名が日替わりで一回2-3名を対象に指導するのだが、生徒については初日の全体登録時に、希望者のうち抽選で当選したラッキーな16名が受講した。
その中には、このMLからは竹内康高さんが山崎伸子さんに、また山田光義さんは何とグリーンハウスさんにご指導頂くという抽選結果に。
実は私も最後の16人目に当選して林俊昭さんのクリニックを受けたラッキー者の一人である。
この日はマリア・クリーゲルさんと倉田澄子さんの二クラスが同時進行し、私は前者を聴講。
受講者は3人であり、一人目は名古屋のみゃあがわさんのお友達のかわいい女の子。みゃあがわさんは残念ながら、普段の行いの悪さのために抽選にはずれたのだ。
さて、曲はバッハ1番のプレリュードであったが、G/C線をA/D線とは違って腕の重さを使って弾くことを、実際に腕を掴まれて指導されていた。
これでG/C線がヘロッと「音にならない」ことが改善されて、芯のあるしっかりとした音が常に出るようになるであろう。
二人目はフォーレのエレジー。
ビブラートを「音が(音符と音符の間で)切れたときも」続けるよう指導されていた。ビブラートに関しては、今回のICC中、私にとっても本当によく考えさせられたテーマの一つである。
三人目はポッパーのコンチェルト。
音の跳躍に対しては、前の音と後の音をグリッサンドで「一定の速さで左手を移動させて」ピタリと取る練習が基本であり、後の音を「探るように取るのは意味がない」、即ち「ピタリと」取れるように繰り返し練習すれば、例えば100回やれば取れるようになる、とのこと。
この具体的な内容を文章で書くのは難しい!
でもその場にいた私はどのように練習すべきか理解したのであった。
研鑽を積もうと心に誓う。
マリア・クリーゲルさんは、とにかく明るいオーラを持った人で、NAXOSのCDでしか私は知らなかった方なのですが、想像していた通り本当に素敵な方です。
練習への取り組みに関しても、「こうやって練習するのよ!」という物理的な裏づけをとても大事にするので、聞いている人にとって非常にわかりやすく、私は団十郎さんに次いでクリーゲルさんのファンになったのでした。
今回はここまで。
これでまだ二日目の午前中の途中です。ICCは七日間続きました。
続きは明日送れるでしょう。