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APA(日本アマチュア演奏家協会)の会報184号(2023年9月15日発行)の「会員紹介コーナー」に掲載して頂いた原稿を、こちらにも掲載します。
質問に私が回答する形で構成されています。
一部に細かい間違い等がありますが、そのまま掲載します。
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エイパ会員紹介コーナー
2023年9月 石島栄一さん(楽器:チェロ)
神奈川県川崎市の石島さんをご紹介します。石島さんは昨年、ご自身のホームページ(https://celloesm.wixsite.comwebsite/)を立ち上げられました。日本チェロ協会の理事を務められ、楽器演奏の他、チェロアンサンブルの楽譜の作成、販売等、チェロを通じて幅広い活動をされています。

1. 石島さんの音楽活動歴を教えてください。ホームページの About Me で「大学でチェロを始めました。」と拝見しました。どのように始められたのでしょうか?

(石島)入学したのが当時の九州芸術工科大学の音響設計学科だったので、「当然オケに入るよね」と学生オケの部活紹介に連れて行かれました。
小学生の時、鼓笛隊でトランペットを吹いていたので、それに似た丸い金管(ホルンですね、名前を知りませんでした)を吹いてみたいとお願いしたのですが、全く音が出ず、私の隣で「高校でユーホニウムを吹いてた」という同級生が軽々と吹くので「こりゃダメだ」と思っていたのですが、それを見ていたチェロの先輩が「弦楽器なら初心者でも大丈夫」ということで初めてチェロに触れました。
高校ではエレキギターを弾いていたので、チェロは5度調弦とわかって、開放弦を使ってロックの「ジャッカ、チャッカ(わかるかな?)」を弾いたら「初めてチェロを弾くのに、お前は天才だ」とか言われて、そのまま引きずり込まれました。
ただ楽譜が読めなかったので(ロックギタリストはコードが読めても、音符は読めません)、そこから譜面地獄との戦いでした(全ての音に指番号を振ったり)。。。

2. エイパに入会したきっかけを教えてください。

(石島)1998年にFl.&Vc.の梶さんに誘われて、チェロの会でチェロ四重奏を演奏したのがきっかけです。そのまま入会して25年になりました。

3. 昨年オープンしたホームページについて教えてください。一番注目してほしいのはどんなところでしょうか?

(石島)私がアレンジしたチェロアンサンブルの楽譜を、ジャンルごとに探しやすくしたのですが、楽譜とは別に、何年か前に私が心肺停止から蘇生した事件なども「Writings」に駄文を載せています。ご興味があれば覗いてみて下さい。

4. チェロアンサンブル用に曲を編曲し楽譜を作成されるようになったのは、日本チェロ協会の活動と関連しますでしょうか? その数が300曲近くになるそうですが、編曲や作曲はどのように学ばれたのですか?

(石島)日本チェロ協会とも関係しますが、それよりも、当時所属していた「チェリッシモ・ブラビッシモ」というチェロアンサンブルの団体が、私が持参した曲を初見で音出ししてくれて「ここはダメだ」「ここは弾きにくい」とか、その場で好き勝手なことをアドバイスしてくれたので、そこでかなり鍛えられました。
「学んだ」というより、先の例だと「大学で苦労して譜読みをしているうちに、いつか読めるようになった」という感覚に近いです。

5. 石島さんにとって音楽、アンサンブルの魅力を教えてください。

(石島)元々はビートルズやリッチー・ブラックモアの虜だったのですが、大学でチェロを始めて、オーケストラや室内楽の音楽に初めて接して、それまでは全く聴かなかったクラシックの世界も楽しめるようになったのが大きな転機だったと思います。
今はもうギターには触れないのですが、バンド時代はバンドの運営の難しさがありましたし、クラシックの世界も同じように「運営の難しさ」があると思います。APAほどの巨大な組織になると、私にはわからない苦労も多いと思いますが、継続的に、献身的に運営をされている方々には頭が下がります。
逆に言うと、折角のこの素晴らしい組織の一員として参加しているのだから、可能な限り積極的に種々のイベントに参加して、人脈と音楽の幅を広げて、一緒に楽しめる人と楽しい音楽を共有できる機会を利用できる、というのは大きな魅力です。
パチンコや競馬を趣味として否定する訳ではありませんが、音楽を演奏して楽しむというのは、誰でも簡単にできるという訳ではない、一生ものの趣味だと思います。私も続けられる限り続けていこうと思います。


 

Writing04

~ APA会報 自己紹介 掲載文 ~

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